ヤル木を育てる『あすなろ』

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井上 靖 『あすなろ物語』より抜粋

鮎太はいつか冴子が家の庭にある翌檜(あすなろ)の木のことを
『あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。
でも永久に檜にはなれないんだって!
それであすなろというのよ』と、
多少の軽蔑をこめて説明してくれたことが、その時の彼女のきらきらした眼と一緒に思い出されてきた。
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「そう大沢さんも、木原さんもみんな、どうやら檜ですわね』
『貞子さんも、英子さんも』
『あの人たちは、檜の子』
『僕だけかな』
『何が?』
『翌檜なのは!』
『だって、貴方は翌檜でさえもないじゃありませんか。
翌檜は、一生懸命に明日は檜になろうと思っているでしょう。
貴方は何になろうとも思っていらっしゃらない』
言われてみれば、その通りであった。
鮎太は何になろうとも思っていなかった。

ヤル木を育てる「あすなろ」では、
今までできなくてもいいと考えています。
そのかわり
明日できるようになってほしいと考えています。
でもすぐにできる人の方が少ないんです。
明日できるようになるために
今何をすべきなのかを考え行動してほしいと考えています。
『あすなろ』は前向きなあなたを応援します。
当然、あまり前向きでないあなたには、
前向きになれるよう支援していきたいと考えています。

ちなみに「あすなろ」とは石川県の県木「あて」の別名です。
■6月16日
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