|
|
井上 靖 『あすなろ物語』より抜粋
鮎太はいつか冴子が家の庭にある翌檜(あすなろ)の木のことを 『あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。 でも永久に檜にはなれないんだって! それであすなろというのよ』と、 多少の軽蔑をこめて説明してくれたことが、その時の彼女のきらきらした眼と一緒に思い出されてきた。 ・ ・ ・ 「そう大沢さんも、木原さんもみんな、どうやら檜ですわね』 『貞子さんも、英子さんも』 『あの人たちは、檜の子』 『僕だけかな』 『何が?』 『翌檜なのは!』 『だって、貴方は翌檜でさえもないじゃありませんか。 翌檜は、一生懸命に明日は檜になろうと思っているでしょう。 貴方は何になろうとも思っていらっしゃらない』 言われてみれば、その通りであった。 鮎太は何になろうとも思っていなかった。
ヤル木を育てる「あすなろ」では、 今までできなくてもいいと考えています。 そのかわり 明日できるようになってほしいと考えています。 でもすぐにできる人の方が少ないんです。 明日できるようになるために 今何をすべきなのかを考え行動してほしいと考えています。 『あすなろ』は前向きなあなたを応援します。 当然、あまり前向きでないあなたには、 前向きになれるよう支援していきたいと考えています。
ちなみに「あすなろ」とは石川県の県木「あて」の別名です。
|
|